山伏がかつて修行した聖なる山で、心身をリセットしませんか。

明治時代が始まる前までは、日本人にとって身近な信仰であった修験道。
豊前市のシンボルである求菩提山は、この国からその痕跡が消えていくなか、今なお色濃くその跡を残す山です。そこは別世界が広がります。

山の中には苔むした大きな鳥居、里との境界線である結界、鬼が一夜で積んだと言われる850段の石段や、窟と呼ばれる岩穴など、山伏たちの修行や暮らしの跡が残ります。

このツアーでは、ふだん目にすることがないような大きな木の間を抜け、かつて山伏やその家族たちが歩いていた通り、上り下りしていた石段を私たちも辿っていきます。

山伏たちは、かつてこの山中で「六根清浄」と念仏を唱え心身の穢れを払い、厳しい修行をしていました。
生きるために、そのとき自分にできることを懸命に。

それは遠い昔であっても、今を生きる私たちにも通じる姿かもしれません。
多くの山伏とその家族が過ごした山は、今では静寂に包まれています。

鳥の声と木立を抜ける風の音だけが響く静かな森で、日常を離れ、自分に向き合うトレッキングツアー。
聖なる山の息吹に包まれ、心身が研ぎ澄まされていく感覚を体験していただきます。